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パワハラで左遷されてきた部長は、結局パワハラを繰り返す


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その頃の私は保険の営業をしていて、28歳でした。会社は国内保険の大手で大企業です。

営業職をしていた頃、すでにうちの支社には支社長始めとする部長や課長など十分な人数がいるにも関わらず、関東から上級の部長がいきなり赴任してきたことがあります。噂では本社でパワハラ処分を受けてこちらにまわされた、ということで、何となく皆ビクビクしていました。

部長は明るくユーモアセンスもあり、上昇志向の強い人でした。そのため相性の良い人もいましたし、特定の誰かを可愛がるといったようなえこひいきはなかったのです。しかし全体的に子供っぽい人であるというか、よくキレ、1度切れると凄い大声で怒鳴り散らし、物にも当たるので大変でした。

営業職故に成績があってなんぼの世界であり、歩合級だったこともあって部長は前からいた穏やかな部長を押しのけて営業職員の教育に励み、その結果、多くの職員が辞めてしまいました。朝礼台の方をむいている右耳は部長の怒鳴り声を聞き続けたせいで突発性難聴になりましたが、多くの職員さんが同じ症状を訴えていたのです。

パワハラの恐怖と疲れで心身ともに限界

個人的にされたパワハラとしては、朝準備をしてから営業に行こうとすると、「今日は何件契約をとってくる?」と廊下で捕まえられて聞かれ、その日は種蒔き作業の予定だったので「契約を頂く予定は今日はないんです」と言ってエレベーターに乗ろうとすると閉まりかけのエレベーターに手を突っ込んでこじ開け、「何件かって聞いてんだよっ!ああ!?」と怒鳴られたこと。その時は私1人だったのではっきりと恐怖を感じました。

その日、奮闘しましたが元々から契約を取る予定の日ではなかったため、結局手ぶらで帰社、すると部長に呼び出され、なぜ契約が取れなかったのか、それは私がこの会社で存在している意味があるのか、などと詰問されました。それは1人ではなくて担当の上司や先輩も一緒だったのですが、「やれば出来るは魔法の言葉」と朝礼で唱和しているセリフを100回言え!とか、明日契約5件は貰えるアポを取ってから帰れ、などと言われ、恐怖と疲れで泣きそうでした。

私には当時保育園児の子供が2人いましたので、6時にはお迎えにいかないといけないのに、その時点で5時半を過ぎていました。直属の上司がその旨を話して今日はもう、といってくださったのですが、「お前の能力不足で残業になるのにそんなの知るか!ダンナは何してんだよ、ダンナに迎えにいかせろよ!」と夫の会社に電話をしようとする始末。流石にそれは上司が止めて、懇願するという形で帰ることが出来ました。

「暗黒時代」として語られるパワハラ部長

自分が大層無力で無知で、どうしようもないバカだと思ったことを覚えています。とにかく部長が怖く、怒らさないように怒らさないようにと気を張り詰めていました。パワハラは私だけではなく基本的には皆受けていたので、喫煙所では専ら部長への罵りあい合戦がおこっており、その点は心救われる気持ちでした。勿論家族や友人にも話ましたし、上司へ相談もしました。

結局、私は精神バランスを崩して過労で倒れて入院し、夫が会社に抗議したことで会社理由の解雇になり、失業保険をすぐに貰えました。後に残った職員はかなり減っていましたが、1人いた同期の話によるとたくさんの職員からの訴えがあって、部長はまた左遷されたようです。会社では「暗黒時代」として語られているとか。

全てのことは今の自分を作るための良いことだ、という言葉を前向きにとらえると、人には色んな人、色んな考え方があるのだ、ということは身に沁みて判ったことでしょうか。たまには「休むことも大切」ですね。

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