これってパワハラ?私のパワハラ体験談

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【パワハラ体験談】パワハラ上司にパワハラをしている意識はない

以前、地元の広告出版の会社に在籍していました。バイト入社で、数年して正社員にしてもらいました。役目は原稿の校正やチェック、印刷入稿の補助、言わば、編集です。営業社員との”連絡”役も兼ねていて、クライアントと交渉することもしばしばありました。初めはいろいろと可愛がられ、重宝しましたが、それが失敗の元でした。次第にパワハラを受けるようになりました。

まずは愚痴です。とにかく愚痴が多い人たちが揃っていました。例えば会社の上層部が現場社員の意にそぐわない規定などを決めると、営業の皆さんはよく「なんであんな決まりを作るんだ?」と私に聞きます。確かに現場の状況を鑑みない規定が多かったですが、それを一編集社員の私に言っても仕方ありません。

度々、「そんな事を私に言われましても…」というのですが、彼らが上層部に意見したような雰囲気はなく、また何かあるとこちらに文句を言ってきます。要するに雇い主である上層部には意見を言う度胸など無く、言いやすい平社員の私に八つ当たりしているのです。しかし、そんな彼らの後押しで正社員にしてもらった私にはなかなかそれを突っぱねる事ができません。それを見越しての八つ当たりだったのでしょう。

パワハラをしている意識がないからすぐ忘れる

こうした社内規定などに対する愚痴などはまだ良い方でした。彼らはそのうちにありとあらゆる事に対して、私に愚痴るようになりました。一番思い出に残っているのは、天気の事です。ある日、大雨が降りました。すると、営業の部長が、「何で雨なんて降るんだ!」と怒り出しました。この大雨で営業するのが嫌だったのでしょう。社内規定の話なら、嫌がるのも理解できるのですが、自然現象などは我々にはどうすることもできません。

しかし、それを、「ねぇ? 何で鈴木くん?」などと聞いてきます。ここで下手に「さぁ?」などと返すと大変です。「さあ?」「知りませんよ」などというと、自分が『相手にされていない』と思うらしく余計に怒ります。上手く返さないといけません。「そう言えば、明日も雨らしいっすよ」「あっ、傘わすれちゃったなぁ」…などと、上手くコメントしないといけません。全く気難しい人間たちでした。

そんな営業の方々に、忘年会などで酔った勢いを借りて、逆に文句を言い返す事もありました。「○○部長、アレは酷いでしょ?」「○○さん、わがままが過ぎやしませんか?」などと”逆襲”してやるのです。しかし、彼らは口々に「俺、そんな事言ったっけ?」ととぼけます。初めはわざととぼけているかと思っていましたが、彼らは本気で覚えていないのです。

俺たちが会社を支えているというつまらないプライド

背筋が寒くなりました。よく、『パワハラしていた人間は、パワハラしているという認識がない』と言いますが本当です。彼らに罪の意識は皆無でした。頭に来て、さらに文句を言うと「まあまあ…」と誤魔化されてしまいます。そしてまた自分の意にそぐわない事があると、俺にグズグズと愚痴ります。

始末に終えない人間たちでしたが、自分自身、やはり『正社員にしてもらった』という負い目があり、文句も言い辛かったという部分は多分にありました。また営業の方々には『俺達が稼いでこの会社を支えている』というプライドが強く、それもパワハラの根幹にあったようです。何にしても、組織内において誰かの世話になるのは、よく考えた方が良いです。その後、会社の業績が悪化し、俺は紙切れ1枚で解雇になりました。

営業の皆は無視です。これが人間です。現実です。あれほどパワハラしながら、解雇されて自分のテリトリーから離れたなら、後は『我、関せず』です。これもパワハラでしょうか?同じ時期に解雇になった同僚もいるので文句は言えないし、今はどうとも思わなくなりました。当時は、かなり頭に来ました。だが、正社員にしてもらう前にいろいろ考えておけば良かったです。

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プロフィール

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はじめまして。当サイトの管理人みどりと申します。

実は私も上司からパワハラをされた経験があり、退職そして現在転職活動中です。

このサイトでは、パワハラへの対処の仕方や相談機関、自信を取り戻す方法、また、同じようにパワハラを受けた方の体験談や教訓なども掲載しました。参考にして頂ければ幸いです。

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