これってパワハラ?私のパワハラ体験談

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【パワハラ体験談】社長の理解不能の指摘に唖然

私の受けたパワハラは今思い出しても笑ってしまいます。当時私は26歳。地方出身で広島の大学に進学し、一度地元で就職したあと、関西のITベンチャー企業に総務職として転職しました。社員は20名程度で決して大きくはない会社でしたが、立上からの売上やベンチャーならではの勢いある雰囲気に惹かれ入社を決めました。

ワンフロアのオフィスで社長室だけ別室ですが、他の社員もいるオフィスを通過しないと社長室に入れないため、経営者である社長との距離が近いことも魅力でした。面接は2回。社長とは面接でお会いした後に、後日内定者として他の社員の方1名同席で食事をし、更に後日に入社面談をしました。そして、入社して1ヶ月経った頃でしょうか。私は突然社長室に呼ばれました。

まだ仕事に慣れておらず、仕事に時間がかかりすぎている自覚があり、スピード重視の社長から怒られるのではないかと思い、かなりビクビクしながら社長室に入りました。
しかし、社長の指摘は想像を超えていました。

社長:山本さんさ、最近どう?

私:正直、まだまだです。スピードも遅く不慣れと言えばそれまでですが、とにかくスピードを上げないとと思っています。

社長:自分のおかしいな、変だなとか浮いてるなって思うことない??

私:・・・え?

こんなやりとりが始まりました。自分の変なところ・・・。私の頭は混乱しました。年齢は特に浮いていない。性別も半々だから変ではない。聞いている話によると専門学校卒も大卒もいるし偏差値も専攻も様々だから別に浮いていない。残業も他の人と同じぐらいしている。新人というところしか心当たりがありませんでした。

私が困っていると、ため息をついて社長がいいました。言葉遣いだよ!!!一人だけ関西弁じゃないやろ!!ってか広島弁と地方の方言混ざって発音やイントネーション変!
聞いててイライラするわ。ホンマどうにかしてくれへん?○○くんは北海道出身だけど標準語しゃべるし、別にいいねんけど、そのへんな発音はありえへんから。俺的にマジ無理。

【いつまでに治す?標準語?関西弁?】の質問にますます混乱する私。

社長はなかなかのヒートアップぶりでした。その目は本気。冗談ではないようです。確かに私は関西弁ではありません。ですが、突然の想像もしていなかった指摘に私は茫然。というか、努力はしても発音自体、急に直せるものでもないですし反応と返答に困ってしまいました。即座に反応しない私にイラ立ってか、社長はさらに指摘が続きます。

対策は?俺も自分のイライラ早くとめたいし、こういう指摘も不本意だからマジで早く治してほしいんやわ。いつまでに直す?標準語?関西弁?どっちにする?益々私は混乱しました。そして、内心笑っていました。というのも、周囲の方々とはうまくいっており世間話もすれば休みの日に遊びに行ったりもするなかで指摘はなし。関西にいても関西弁を話さない人も沢山いるし、そもそも私自身、関西に住んで2ヶ月経っていません。

私の職種は社内の業務で電話は営業と事務の方がやってくださっていたので、早くなまりを直すのは社長の為だけということになります。そして、私と社長は面接や面談で3回顔を合わせ、うち2回は1時間以上話をしているのに急にどうしたことでしょう。このまま社長室にいたらキリがなさそうだったので、その場で、目標1ヶ月以内で電車の中で関西弁に耳を傾ける、というこれまたおかしい目標対策を口にして社長室を出ました。

【それってパワハラじゃない?】友人の指摘で退職を決意

そしてその日、私は大学時代の友人で関西出身の子とご飯を食べに行きました。そこでこの話をしたところ「笑ってるけどさ・・・それってパワハラだよ」と言われ、ハッとしました。私の性格なのか、なかなかないシチュエーションのせいか私のなかでは、おっかなびっくりな話で完結しそうになっていましたが、冷静に考えたらパワハラです。

友人からは試用期間の間に退職することすすめられました。その日だけの勢いで社長も指摘をしたのかも。と一旦考えることにしたのですが翌日の朝礼で社長から全体に「山本さんが関西人になるべく、なまり改善をするそうなので皆さん協力してあげてください」という発言があったことで(この時は笑っていました)勢いでもないことが分かり
1週間後には「お、ほんのちょっと関西弁っぽくなったやん、頼むわ」と仕事中に声をかけられ、正直うっとおしかったです。

結果、私はその会社を試用期間内に退職しました。この一件を理由に不満をやりとりするのもめんどくさくなってしまい、この会社に入社するときに別に受けていた本命の会社から遅れて内定連絡がありどうしてもそちらの会社に行きたい、ということを伝えました。(半分本当です)

また、一次面接と食事の際に同席をしていた方に最終出勤日の夕方になってから、社長に言われたことを伝えました。訴えるというよりは、私の短期退職についてその方がかなり心配をしてくださったので、この方には向き合ってもいいと考えたからです。その方も唖然としていましたが、「うちの社長ならいいそうだな・・・」というコメントが忘れられません。

今回の件で「方言やなまりは人によっては生理的不快になることがある」ということを身をもって学びました。そして、現在、私は新たな会社(中規模)で働いています。関西の方が中心ながら、色々な地域出身の方がいるせいか、あのような指摘の後でもあまりイントネーションを気にせず過ごせています。むしろ、方言ネタで盛り上がることもしばしばです。

私自身はこの社長のような人間にはなりたくないし、同じような人には関わらないようにしようと思って生きていくことにします。

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プロフィール

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はじめまして。当サイトの管理人みどりと申します。

実は私も上司からパワハラをされた経験があり、退職そして現在転職活動中です。

このサイトでは、パワハラへの対処の仕方や相談機関、自信を取り戻す方法、また、同じようにパワハラを受けた方の体験談や教訓なども掲載しました。参考にして頂ければ幸いです。

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