これってパワハラ?私のパワハラ体験談

パワハラに負けない心と対処法について解説するサイト

パワハラ社長も会社の評判は気になるようで…

【ある日、社長の罵声が聞こえてきました。】息苦しさの原因はこれだったのか。

私は40歳の時、とある印刷会社でパワハラを受けたことがありました。 会社というのは規模が小さく株式ではなく有限会社です。数人の男性社員に課長などの役職はついていましたが、形だけに過ぎずほぼ社長のワンマン会社でした。 面接を受けようと思ったのは、前職も似たような紙を扱う仕事だったこともあって経験が活かせると思ったのと求人広告に載っていたホームページのURL。インターネットで見てみると仕事風景の動画があって、パートさん達が真面目にイキイキと働いている姿が映っていました。私もここで働きたいと希望を持ってしまったからなのです。あとで後悔することになりますが・・・。

その会社は、自宅から自転車で5分程度のところにあり通勤に便利でした。 8時半始業と少し早めでしたが、夫と子供に朝食を食べさせて送り出してから後片づけをする時間は余裕でありました。いい会社だと普通は思うのでしょうが、私は面接時からの違和感がどうしても拭えませんでした。 確かに社員もパートも動画のように真面目に働いています。ですが、何か息苦しい雰囲気が会社の中にありました。

例えるなら、言いたいことをぐっと我慢して口にできないような息苦しさです。一体なんだろうこれはと思っていると、ある日社長の罵声が聞こえました。 課長と呼ばれている男性社員の些細なミスをなじっていたのです。私はびっくりしてしばらく作業の手を止めて見てしまいましたが、すぐにベテランのパートさんが肘で私の体を突き、見ちゃダメと促してきました。

今度は私がパワハラの標的になりました。

見て見ぬふりをしろということです。息苦しさの原因はこれかとようやくわかりました。 課長は私よりも年下の30代の人でした。なのに、課長という役職を与えられただけで、やらされていることはアルバイト以下の過酷な労働でした。朝は7時には出社していました。ほぼ印刷に関わる業務の作業をひとりでさせられ社長の決めた無茶な納期に対応するために帰宅は0時を回ってから。そしてまた7時に出てくるのです。

疲れてお風呂に入る気力もないのでしょう、体臭が匂っていましたが仕方ない事だと思っていました。でも、社長がパワハラをしているので他の社員やパートさんは慣れているのでしょう。昼休みに食事もせずに働いている課長を見て「あの人お風呂入ってないのよ」「あの人がそばに来ると臭い」と笑っていました。

私は自分の子供が息子だったこともあって、将来あんなふうに扱われたくないという思いから、つい「でも、課長頑張ってるし、お風呂どころか食事もできないんじゃないですか」と言って、この会社は容量が悪い、ひとりの人に仕事が集中し過ぎていることを言ってしまったのです。それが社長の耳に入って今度は私がパワハラの標的になりました。

毎日、20kg近い紙の束を朝から退社時間まで結束機に置き結束させられました。私は小柄だったので帰る頃にはフラフラになっていました。課長の申し訳なさそうな目を見ていると、負けてたまるかという思いが湧いてきて耐えていました。私が挫けると課長が自分を責めてしまうのではと思ったからです。 小柄でも子供を育ててきました。20㎏くらいの重さなんて子供を抱いていると思えばなんともありません。

真面目な人が報われる会社でなければいけない

みんなにも無視されていましたから、課長に冗談で「うちの子なんてもっと重かったのよ」と言って笑っていると課長も気を許して話しかけてくれるようになりました。 でも、それが社長にとっては面白くないようで、私をみんなから離れた場所にひとりだけ移して、そこで作業するように命令しました。「もうあなたを仲間だと思っていませんから」と言われた瞬間、頭の中で何かが切れたような音がして私は怒鳴っていました。

「これは見せしめですか? 仲間だと思ってないならクビにしてください、今すぐ!」 社長は反撃されるとは思ってなかったのかたじろぎましたが、私は続けました。「社長、あなたがやってることはパワハラですよ。こんなパワハラ経営が近所に知れ渡ったら人が来なくなりますよ。今までもたくさんパートさん辞めて人が入らないから全然足りてない状況なんでしょ? これ続いたらどうなるかわかりますか? 人が来なくなって会社潰れますよ」

暗に、私がこの会社で行われているパワハラを近所で言いまわることを示唆しました。「人の口に戸は立てられませんよ! 社長!会社は人が資本でしょ!」 そう言うと、社長は急にへらへらと愛想笑いをして、「冗談ですよ」と私をもとの場所に戻しました。どんなパワハラ社長も会社の評判は気になるようです。 以降も私に気を遣い愛想を振ってきましたが、私はこれをきっかけに辞めました。

辞める時に、課長も連れ出しました。 私の実兄が香水の卸の会社を経営していたのです。兄に「真面目な人なの、何とかしてくれないかな」と頼むと配送の梱包係の職ならあるといって雇用を約束してくれたからです。 今は兄の会社で配送業務の現場責任者として頑張っています。 真面目な人が報われる会社でなければいけないですね。

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プロフィール

プロフィール

はじめまして。当サイトの管理人みどりと申します。

実は私も上司からパワハラをされた経験があり、退職そして現在転職活動中です。

このサイトでは、パワハラへの対処の仕方や相談機関、自信を取り戻す方法、また、同じようにパワハラを受けた方の体験談や教訓なども掲載しました。参考にして頂ければ幸いです。