これってパワハラ?私のパワハラ体験談

パワハラに負けない心と対処法について解説するサイト

オマエ達でウチの家内の口出しを阻止してくれ

パワハラするのはオーナーではなかった

私は当時27歳、とある個人経営の飲食店で店長として雇われていました。取引業者さんの紹介により、新規立ち上げの飲食店にヘッドハンティングされることになりました。その転職先は家族経営ではあったのですが、個人商店ではなく、「会社」として立ち上げるということでしたので、私も将来を見据えた上で喜んで応じました。

転職先の会社では、同じようにヘッドハンティングされた者が私を含め3人、あとは息子さん2人と娘さん、娘さんのお友達、一般公募の方1人、計9名のスタッフとオーナーで1からお店や中身を作り上げていきました。それはそれは、とてもやり甲斐のある素晴らしい職場でした。無事、お店を立ち上げることに成功し、さすがに店長クラスを3人引き抜いてきてのお店であったこともあって、連日の大繁盛となっていました。

その頃…いや、立ち上げ時からではあったのですが、オーナーからあるお願いをされていました。「その内、ウチのヤツ(オーナーの奥様)が口を出してくるかもしれない。それが始まると良い雰囲気も台無しになるから、なんとかオマエ達でウチの家内の口出しを阻止してくれ」私達は、元々店長クラスであったこともあり、責任を持って仕事に取り組み、強い姿勢で奥様にも対応させていただいておりました。

オーナーの奥様に目を付けられ、突然の宣告に驚愕

その私達の目論見は見事に的中し、奥様に口出しさせる隙を一切与えていなかったために、奥様がお店に顔を出すこともなく平穏に…されども多忙な毎日を過ごしておりました。そんなある日、オーナーが急遽体調不良のために休むことに。その事自体は全然問題無かったのですが、ここが好機と言わんばかりに奥様がお店にくることになったのです。ただ、特に何を作るというわけでもありません。何かを探しているかのように店内をぐるぐると動き回っているのです。

ハッキリ言って営業中の飲食店内において邪魔以外の何者でもありませんでした。そして起こる衝突。相手はオーナーの奥様。元々、奥様に頑として口出しをさせなかった自分の方針を貫いていた私は、オーナー不在とはいえ、オーナーからお願いされていたということも後押しして奥様の非を突きつけて営業が終わるまで一切の口出しをさせませんでした。この時、営業が終わってからスタッフみんなに感謝されたことは今でも鮮明に覚えています。

翌日、私は持病のために遅刻してお店に到着しました。オーナーも元気に復帰されてましたので、元気に挨拶をしました。そして昨日のことを報告しようとしたその時…何となく悪寒を感じました。振り返ると、何故だか奥様が私を手招きしているではないですか!?チラッとオーナーの方を向いた時にオーナーが慌てて目を逸らしたので嫌な感じであったことは否めません。

奥様から「貴方はよく遅刻してるわよね?先に言っておくけど、他の人の事はいいのよ。」と言われました。遅刻のことを怒るつもりなんだな…と。しかし、それを怒るには奥様の身内でもある娘さんが出勤時間に出勤した事が無いという1番の遅刻常習者でもあったので、だから他の人の事は…なんていう言葉が出てきたのでしょう。

ただ、遅刻は遅刻。確かに持病とはいえ働くことが無理なような重病ではないということもあり、遅刻を咎められるのは仕方ないことだと受け入れようとした私はそのあとに続く奥様の言葉に驚愕したのでありました。

影の権力者に真っ向から歯向った私は奥様の一存で職場をクビ

奥様から「貴方も色々と大変でしょうけど、時間を守れないということは会社の環境には悪影響しかありません。持病もあることですし…会社経営陣として、貴方の遅刻を容認することはできません。貴方は当社には必要ありません。もうこのまま帰ってちょうだい」と言われたのです。この発言に、おいおい。アンタ何様のつもりだ?私はオーナーの指示もあって貴女(奥様)を持ち上げるようなことはしなかったんだよ?っていうような気持ちでいっぱいでした。

遅刻の件に関しては申し訳ないと思っています。ただその辺りの話はオーナと話が付いてはいたのです。が…ふとオーナーを見るとオーナーはこちらをチラチラと見てはいるものの私と目を合わせないのです。その時に全てを悟りました。この会社の実権は奥様が握っているのだと。オーナーは奥様に逆らえないから私達に奥様を近寄らせないように仕向けさせていたのだと。

念のためにオーナーに聞いてみました。「あの人から帰っていい。もう来なくていいと言われたんですけど、社長も知ってることなんですか?」するとオーナーからは「すまんな…○○(私の名前)今までありがとうな」の一言でした。影の権力者に真っ向から歯向った私はおそらく奥様の一存でクビにされてしまったのでしょう。

私はクビを受け入れ、その代わりに各種手続きは速やかに出来るように手配をお願いしてその場を去りました。私が退職した後、最大の反抗者であった私が抜けた為に頻繁にお店に奥様が顔を出し始めたようです。その結果、他の同期の同僚2名も奥様と衝突して退職。その後、オープン一年はうなぎ上りに人気の名店となったお店は全てガタガタに崩れ去り、客足は遠退くばかり。

目に見えてる権力者が真の権力者ではないという事実

私も辞めたあとに一度食べに行ったのですが、無残なものでした。オーナーがいらっしゃったので、意見を述べたところ…「オマエがアイツに辞めさせられた時にこうなる予感はしてた。だからオマエに頑張ってもらってたのだが、最後に庇えなくてすまんかった。もう、どうにもならないだろうな…」と、オーナーは寂しそうにそうおっしゃってました。

結局、身内企業でもいいのですが、身内に甘く自分達の都合のいいようにルールを捻じ曲げる?そういう風潮がある会社には先が無いということと、目に見えてる権力者が真の権力者ではないということを学べたのでしょうか。そういう意味で人を見る目を養う必要性を感じるいい機会だったのかもしれませんね。ただ、自分らが立ち上げた人気の名店が寂れていく感じは、かなり切ないものでした。

特集記事一覧

プロフィール

プロフィール

はじめまして。当サイトの管理人みどりと申します。

実は私も上司からパワハラをされた経験があり、退職そして現在転職活動中です。

このサイトでは、パワハラへの対処の仕方や相談機関、自信を取り戻す方法、また、同じようにパワハラを受けた方の体験談や教訓なども掲載しました。参考にして頂ければ幸いです。