これってパワハラ?私のパワハラ体験談

パワハラに負けない心と対処法について解説するサイト

【パワハラ問題の根っこは会社にある?】体験談から見るパワハラが起こりやすい会社の特徴

パワハラ問題に会社はただ傍観するだけでした。

当時38歳、ある官公庁で専門家派遣事務の仕事をしていました。直接私がパワハラを受けたわけではありませんが、職場の雰囲気は最悪でした。7名程度で業務をこなしていたのですが、統括が天下り管理職で生え抜きの上司といつも対立していたのです。

統括は、仕事を振り分けるのが仕事と思っているのでとにかく仕事を振りまくります。少数精鋭といえば聞こえはいいですが、人員削減で各自の仕事はいっぱいいっぱいの状況にもかかわらず、統括が何のフォローもしないので、特に生え抜きの上司は我慢ならない様で反発していました。生え抜き上司としては仕事は自分の方ができるし、上司は統括のことを天下りの腰掛とみているので、統括を仲間だとは見ていなかったのだと思います。コミュニケーションも取れずしょっちゅう言い合いをしていました。

2人の上司がこんな状況ですから、部下としてはなんとかならないものかと心配しつつも、とばっちりを食らう事は避けたいと思い当初は何もできませんでした。しかし、朝から口を開けば罵り合いが始まり、さすがにこの最悪の職場環境を本部に伝えなければと思いました。同僚たちとも話をし、本部に事の次第を話したのですが、本部は傍観するだけで何もしてくれませんでした。

パワハラの被害者は誰?

そうこうしているうちに、統括も限界を超えてしまったのでしょう。退職届を叩き付けて出て行ってしまったのでした。通常パワハラは、上司から部下に対してなされるものが多いかと思いますが、うちの職場では完全に生え抜き上司が知識も経験もあります。本来ならもっとコミュニケーションを取り、お互いにカバーし合いながらでないと仕事が回らないのです。統括が退職したことで、統括がしなくてはいけない仕事を生え抜き上司が統括代理としてすることになりました。

そうなると現場はさらに大変です。生え抜き上司は、結局自分の首を絞める結果となってしまったのです。もちろん、私たちにもその余波で影響を受けることになりました。その統括代理に決裁をもらうにも腫れ物に触るかのような感じで、私は生きた心地がしませんでした。

しばらくすると本部で人を採用し職場に新たな統括が配属されてきました。今度はうまくやってほしいという我々の願いもむなしく、1、2週間後、また生え抜き上司とのバトルが...。この悪循環がさらに続くかと思うと気が重くなりました。新たにきた統括は、前回の統括よりも仕事ができないと言ったら失礼ですが、管理職としての能力は欠けていました。そうなると、他の職員からも不満がでて、双方にストレスが溜まっていました。統括は、生え抜き上司以外からも責められ、やはり辞めていってしまいました。

パワハラの解決にはやはり「コミュニケーション」

退職したものの穴を埋めるため誰かの負担が増すという状況が続き、この負担に耐えかねた職員が辞めてしまいました。こうなると雪崩のように1人、2人と退職していきました。私も他の方が抜けた穴を埋めるべく最初は耐えて頑張っていたのですが、やはり、体に無理がたたり辞めることになってしまいました。

この一件で、私は直接パワハラを受けたわけではありませんが、パワハラというのは誰もが被害者にも加害者にもなりうるのだと思いました。二人の統括は生え抜き上司からパワハラを受けていたと感じたでしょうし、生え抜き上司も同じように統括からパワハラを受けていたと感じていたかもしれません。何よりこの問題を解決するには、お互いのコミュニケーションが不可欠だなと感じました。本部の対応を見ていると、とても悩みや相談が気軽にできるという感じでなかったですし、実際に私たちが本部に相談した時も、何の手を打つこともなく、ただ、人が辞めれば新たな人を採用するという事しかしなかったです。

結果的に私もあの職場を去ることになりましたが、私がいつパワハラをされる側の立場に立たされるかわかりませんでした。でも、われわれ一個人がパワハラの問題を解決するには限界があるとも感じました。人員削減の結果、少人数で業務をこなさなければならなかったこと、会社がパワハラの研修やパワハラ防止のための周知活動を何もせずただ傍観していたことが犠牲者を増やしてしまったのだと思います。

パワハラを受けても自分だけが悪いわけじゃない

この体験談が語るように、パワハラは日本社会においていつ誰に起きてもおかしくないように思います。被害者だと思ったら加害者だったなんてこともありそうです。ですから、もしあなたがパワハラを受けたとしても決して自分を責めないで欲しいと思います。もしパワハラに合ったら、まずは同僚や信頼できる上司などに相談することをお勧めします。一人で問題を抱えるのではなく、パワハラは会社の問題であるという意識で問題解決に皆で取り組むようにしましょう。

パワハラを裁く法律はまだ日本にはありませんが、パワハラを法律で規定し、違反者を処罰できるようにするにはまだまだハードルがあるように感じます。ただ、会社には安全配慮義務と言って職員が安全に仕事をできるようにする環境づくりをする義務があります。会社に相談しても何の対策もしてくれないということであれば、パワハラの問題はその場しのぎで収まることはあっても慢性的な問題としてくすぶり続ける事でしょう。

会社の対応が期待できないという事であれば、労働組合や外部の相談機関を利用する手もあります。しかし、外部の相談機関を利用するという事は、最悪の結果、会社を退職するというリスクを負わなければなりません。しかも、パワハラの問題は法律を持ち出して白黒つけるやり方では、一方が納得しても一方が納得しない結果になるでしょう。結果的に職場に復帰できたとしてもこれでは溝は深まったままです。

会社での対応が期待できないという事であれば、それまでの会社だったという事なのかもしれません。貴重な人材を失うという事をリスクとしてとらえていないのですから、労務管理についても構造的な問題を抱えているかもしれません。会社がパワハラという問題に対しどのような対応をするか見極めたうえで、場合によっては転職活動を始めたほうが良いかもしれません。

まとめ

パワハラは個人の問題と思いがちだが、背景には会社の構造的問題がある。
パワハラは個人間の問題と思われがちだが、その本質は会社の問題でもある。
パワハラの解決には大事なことは「コミュニケーション」をとること。
自分を責めすぎてはいけない。あなただけが悪いわけではない。

パワハラ問題に会社が積極的ではないという事であれば、転職することも一つの選択肢です。実際に転職することにならなくても、早めの情報収集が転職活動の成功のポイントです。とりあえず転職サイトに登録しておくことで、あなたの求めている勤務条件で転職情報を自動で教えてくれますので大変便利です。

プロフィール

プロフィール

はじめまして。当サイトの管理人みどりと申します。

実は私も上司からパワハラをされた経験があり、退職そして現在転職活動中です。

このサイトでは、パワハラへの対処の仕方や相談機関、自信を取り戻す方法、また、同じようにパワハラを受けた方の体験談や教訓なども掲載しました。参考にして頂ければ幸いです。

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