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【パワハラ体験談】やりたい放題のパワハラ上司は権利を主張するばかり

10年前40代だったころに、宅配トラックの積み込み作業のアルバイトを始めました。大手の宅配会社の営業所、事務員、運転手、仕分け積み込み作業員で40人ほどが働いていました。以前この会社で委託宅配のアルバイトをしていたのですが、新営業所を立ち上げる際に仕分け積み込み人数が足りないという事で声がかかりました。ちょうど一日数時間の仕事を探していたところだったので、すぐに勤務することにしました。

そこの主任の60代の男性が、パワハラオヤジだったのです。何しろ気分の上下が激しく、機嫌がいい時は冗談を言って笑わせてくれることもありますが、機嫌が悪い時は徹底的に部下たちをいじめます。ちょっとした事で怒鳴るのは日常茶飯事。自分のミスを他の人のせいにして、所長に告げ口をする。そして、俺はお前たちよりも経験豊富で主任なのだから、俺の言う事を聞かないとここではやっていけないぞ、などと暴言を吐きます。

パワハラスイッチがどこで入るかも謎でした。さっきまで笑っていたので話しかけると、いきなりキレたりすることもありました。備品なども、自分が使う時に定位置になかったり、他の人が使っていたりすると俺の許可なく使うなと怒ります。自分の仕事を、今日は疲れているからと言って押し付けることも多く、やりたい放題です。一番困ったのは、「これは主任としての当然の権利だ」と言い、繁忙期に有給休暇をどんどんとる事でした。

経験豊富だと思っていたパワハラ上司はただ昔の事ばかり自慢するオヤジ

仕事自体は嫌ではありませんでしたし、他の従業員はみんないい人だったのですが、この上司のせいで現場の雰囲気が最悪になる事も多かったのです。意味も分からず怒鳴られたときは、誰もいない事務所の椅子を蹴り倒したりもしました、でも一度も泣きませんでした。泣いてしまったり、やめてしまった人も何人もいたのです。同僚に相談はしませんでしたが、みんな分かっている事でした。

キレだした時は嵐が通過するのを待つように、みんな淡々と仕事を進める事に集中していたようです。私はこの仕事を続けたかったので、なんとかこの状況を変えたいと思いました。とにかくあいつを超えてやろうと、仕事ができるようになろうとひたすら努力しました。そうすれば文句も言えないだろう、所長に告げ口しても堂々と反論してやろうと頑張りました。そのうち、経験豊富だと思っていた主任はただ昔の事ばっかり自慢するオヤジだという事に気づきました。新しいことについていけてない、それがストレスになって怒り出したりするのだな、と。

こうなったらもう容赦しません。新しいやり方をいち早く覚えて、主任に怒鳴られようと自分が正しいと主張していきました。そして、ある日とうとう主任のストレスが頂点に達したのでしょうか、同僚の新人を殴ってしまったのです。主任に言われた仕事を無視した、という事で争いになったようです。その男性も、新人ながら主任のやり方に不満を持っていました。主任のパワハラは特に新人に向けられるので、一番のターゲットになってしまっていたようです。

【暴力事件勃発】パワハラ上司は主任から降格、私が主任に

私は彼をかばったり話を聞いたりしていて仲良くしていたので、それもなんとなく気に食わなかったのかもしれません。もちろん大問題になりました。暴力事件自体は警察沙汰にはしなかったのですが、会社内のコンプライアンス違反なのは明白です。なぜかクビにはなりませんでしたが、めでたく異動になりました。

もちろん主任からは降格、年齢も65歳を過ぎていたので、嘱託という形になり、給料面などでかなり待遇は悪くなったようです。営業所の職員全員、拍手喝采です。所長までホッとしていたのは苦笑ものでした。そして今では私が社員になり主任になりました。職場が良い雰囲気になるように、効率よく仕事が進められるよう奮闘中です。

私は元主任の言動を反面教師にして、人間的にも少し成長できたかもしれません。そういう意味では貴重な体験だったと思います。

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心を病んでしまうほどのパワハラを受けることは大変つらいものですが、見方を変えれば、自分の人生をどう選択していくのかを深く考えるきっかけにもなります。

 

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