- 投稿日
- 2018年8月1日
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【パワハラ体験談】いきなりビンタされた!暴力上司の結末は?
私がパワハラを受けたのは専門学校を卒業したての頃でした。当時21歳、今でこそパワハラ、ブラック企業、働き方改革などが叫ばれ、職場環境は改善されて来ました。私が就職をしたのは超大手、繊維会社の子会社のスポーツクラブを経営している会社でした。私は一般社員として入社し、ジム内勤務のいわゆるジムインストラクターをしていました。
私の会社そのものは大手の子会社だったので、そこまで中小企業に毛が生えた程度で従業員数も全国で200名ほどでした。入社をして約数ヶ月が経った頃、私も私の同期も覚えることが多すぎて仕事が全然できていない状態でした。周りが忙しくしている中、私も出来ることを見つけ懸命に仕事をしていました。
そこに、1人のアルバイトスタッフが慌てて入って来て私にこう言います「会員のAさんが倒れたって!」そして私の名前を呼びながらこう続けます。「Aさん〇〇君に症状訴えてしんどいって言ってたのに何も処置しなかったらしいです」。私は「???」となり、まさに目が点でした。いや、確かにAさんは私に対して虫刺されで足がかゆいとは言っていました。しかし、それとAさんが倒れたことはどう考えても関連がないのです。何故ならAさんはランニングマシーンを使っている時に足を滑らせコケただけなのですから。
そして、支配人が私を呼びます。その支配人は何人ものスタッフを退職に追い込んだ人です。彼はよく怒り狂うと胸ぐらを掴んで壁ドンする少し危険な人でした。私は支配人の元へ向かいました。私は「事実をそのまま伝えよう。そうすれば大丈夫だ」と思っていました。
支配人の前に行き説明しようとした時、左ほほに激し痛みが走り、よろけながら後ずさりしました。最初、一瞬自分に何が起きたのかわかりませんでしたが、口の中が切れたことと支配人の体が前傾姿勢になっていたことですぐに何が起きたかわかりました。その時「あぁ、殴られたんだな」と冷静に考えている自分と、「これは普通のことなのか?」「何故殴られたんだ?」そして純粋な怒りで頭がいっぱいになりました。
【暴力上司をすぐ様本部に報告】自宅謹慎となった暴力上司
周りの同僚も支配人を引いた目で見ていました。私はすぐ様、更に上の本部に連絡しました。本部は私の働いていた店舗の目と鼻の先、本当にすぐ近くにあります。数分後、本部から来た幹部職員は私と支配人を別室に移動させ話しを聞いてくれました。私は当然、あったことを素直に話しました。そして支配人はずっと黙ったままです。数分後、支配人がやっと重い口を開きこう言います。「忙しくて、イライラしてました。」
その後、幹部職員から「どんな理由があっても殴ってはいけない。」「あなたはやってはいけない行動をした。処分は1週間後電話で通告する。それまで自宅謹慎してなさい」と支配人は告げられ帰宅をしました。
私は殴られたことでこの会社にはいられないなと感じ、次の日には辞表を提出しました。辞表を出した時は周りの人に、支配人にどういう処分が下されるか決まってからにした方がいいと言われましたが私には我慢できませんでした。そして、その1週間後会社から私に電話が入りその支配人が退職することになったと告げられました。どうやら、支配人からの降格、海外にある孫会社への左遷そして、かなりの金額の減給をされるか依願退職かを尋ねられ、退職を希望したそうです。
パワハラを受けるかどうかは個人の問題も多々ありますが、タイミングなどの突発的な物も要因としてあることがよくわかった事件でした。あの時の私は新入社員で仕事がうまくできず、ストレスを、ぶつけるには良い相手だったのだろうと思います。もし、私が次に転職することがあれば事前に職場の雰囲気や人間関係を実際に働いている人にインタビューなどをして調べる必要があると感じました。