- 投稿日
- 2019年1月31日
- 更新日
【残業とパワハラで会社を辞めたい】25歳の転職で不安を解消した体験記
『初めての転職活動ってわからないことばかりじゃないでしょうか。特に最大の難関である面接に悩んでいる方も多いみたいですが、その気持ちとても分かります。なぜなら、私も数か月前までは転職のやり方が分からず自分がどうしたいのかすら決められなかったからです。
今まで転職をしたことがなく、とりあえず転職サイトに登録したものの毎日大量の求人案内に右往左往し、まるで「船長のいない船に乗っている感じ」でした。面接でどのようにアピールするのが効果的なのか戸惑うことも多かったです。そんな大海原で遭難しかかっていた私を救い出してくれたのが転職エージェントの存在でした。
きっかけは電車の中吊り広告。目に飛び込んできたのは...
もうこんな生活は限界だ…。あの頃の私は、最終電車の車窓越しに街の灯りをぼんやりと眺めながら、自問自答する毎日でした。入社して3年、売り上げ目標20%アップをなんとか達成したものの、職場は評価主義でミスの冒せないピリピリした雰囲気が張りつめていました。
やりがいのある仕事ではあるものの何故か達成感や成長を感じられないし、ミスをした時の上司の長時間に及ぶ説教は明らかにパワハラでした。訴えようと思えば訴えられるかもしれません。上司の説教に耐えきれずうつ病になった新入社員や辞めた同僚もいます。上司のパワハラに耐え、このままの生活を続けてもいいのだろうか、そんなことを考えながら、不意に見上げた電車の中吊り広告が目に飛び込んできました。
「転職フェア」かぁ。この時は、転職でもしてもっと充実感の得られる仕事や仲間との成長を感じられる雰囲気の良い職場でキャリアを積みたいと漠然と考えていました。
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大手転職サイトに登録してみた1か月目。
自宅に到着したのはいつものように12時を少し過ぎた頃。明日は久しぶりに休みが取れたため、スマホで「20代 転職」と検索してみました。様々な口コミやランキング、転職成功談、失敗談などありとあらゆる情報が出てきました。とりあえず大手の転職サイトに登録しようと思い、会員登録のためメールアドレスを入れて簡単なプロフィールを入力します。
職務経歴書や履歴書の作成は面倒なのでとりあえず後回しにしました。検索画面で求人情報を見て自分のできそうな仕事を探したり、今までは営業だったけど人事の仕事にも興味がありましたし、ライフワークバランスを重視したいなどあれこれ検索していたらあっという間に1時間が経とうとしていました。
求人は結構あるから意外と早く決まるかもしれないとあれこれ妄想にふけっていたら、ベッドに入る頃には時計の針が2時を指していました。翌日は10時近くまで寝てから近くのカフェでのんびり過ごしていると何件もメールが。夜にメールを開いてみると、昨晩検索した私の条件にあった求人の案内や企業から「応募してみませんか」「面接しませんか」といったオファーが届くようになったんです。
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職務経歴書や面接でアピールする方法を試行錯誤する毎日
届いたメールから職種や勤務地、年収、掲載されている企業の写真などをチェックし、条件に合った会社をHPで調べてみるなどして企業研究もしてみました。希望に合いそうだなと感じた会社には履歴書や職務経歴書を作成して応募してみます。ただ、ここで一つ問題にぶち当たりました。
うーん、職務経歴書ってどう書けばいいんだろう。履歴書は学生時代のアルバイトや就活で良く書いていたからイメージできるけど、職務経歴書って書いたことがないな。そんな疑問を抱きながら熱いコーヒーを片手にネットで職務経歴書の書き方を調べてみます。
「こんなもんかな」1時間くらいかかったでしょうか。それなりに職務経歴書を形にできたので早速希望条件に合う求人先に応募して見たところ、結果は10社中3社しか書類選考を通りませんでした。結構厳しいというのが正直な感想です。
20代だし売り手市場なので書類選考は余裕で通るかと思っていましたが甘かったです。何かもっと上手くアピールできる方法があるかもしれない。もっとしっかり作りこまなきゃ、ライバルもきっと多いに違いありません。
そんなことを思いながらも書類選考に通った3社の面接対策をすることにしました。面接かぁ。きっと上司のパワハラが原因とは言わない方がいいよね。上手く志望動機を言えるかな。そもそもどうやって自分のことをアピールするのがいいんだろう。
疑問がどんどん膨らんでいきます。正直転職活動の1か月目は、分からないことが多すぎてネットの情報を寄せ集めた付け焼刃的な対応しかできなかったのを覚えています。
面接は惨敗。上手く自分をアピールできませんでした。前職の上司のパワハラで自信のなさが出てしまっていたのでしょうか。頭の中のもやもやとした霧は晴れず出口のない迷路に迷い込んでしまったみたいでした。
それでも20代という事もあってか様々な業界からメールでオファーが届きます。いろいろな企業に目移りし、その企業に合わせて職務経歴書や履歴書を作りかえるなどして、気づいたらあっという間に2か月が経とうとしていました。
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転職エージェントを利用するきっかけは友人のひと言。
空き時間に毎日来るメールをチェックしていても、気づけばフォルダには300件近い未読メールが溜まっていました。このままの転職活動では、いつまでたっても転職できないと焦りを感じていたときに大学時代の友人から久しぶりに飲もうよと誘われたんです。私は友人に転職活動がなかなか進まない現状を相談してみることにしました。すると、友人から「転職エージェントにでも相談してみたら?」の一言。
「転職エージェント」という言葉を知っていたものの、転職サイトに登録していましたし、転職サイトと転職エージェントの違いなどあまりよくわかっていませんでした。当時は、転職エージェントは提案された会社に入らなきゃいけないとか、お金がかかるものと思い込んでいたんです。というのも、転職サイトとは全くサービスが異なるからです。今だから書きますが、転職エージェントに関する知識があれば始めから転職エージェントを使った方が良かったなと思います。
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私が転職エージェントを利用した方がいいと思う3つの理由
転職サイトと転職エージェントでは、何がどう違うのでしょうか。転職サイトは、自分で応募から面接対策、交渉まですべて自分で行います。自分のスキルを棚卸ししたり履歴書についても基本的には自分自身で作成してサイトに登録しておきます。自分で求人を選ぶ必要がありますから、転職の軸となるもの(例えば年収●●円以上、勤務地は東京に限る等)を自分で構築し、転職活動をしながら軌道修正をするのも自分自身で行います。
自分がこうしたいという明確な基準がある方は、転職サイトを活用することで自分のペースで転職活動を進められます。一方、私が感じた転職エージェントを利用することのメリットは3つありました。
転職エージェントとの面談
ひとつは、エージェントと面談をしたこと。面談を通じて自分のキャリアを自分の言葉で棚卸しをすることができたことが後の面接にも役立ちました。また、職務経歴書や履歴書について効果的な書き方やまとめ方を指導してもらえます。
第三者目線で業種や職種を提案して頂くことで自分のキャリアの可能性を知ることができたのも良かった点です。超売り手市場の中で20代には様々な可能性がありますが、自分の少ない経験から求人を取捨選択するには迷いが生じます。ヒアリングの内容に沿ってエージェントが定期的に提案してくれましたし、提案されたからと言って必ず受けなければならない訳ではないので興味がない場合はスルーしていました。
面接対策や相手企業との交渉をしてくれたこと
自分の経歴を踏まえた形で面接の心構えや準備、日程調整などの交渉をしてくれる点です。エージェント経由であれば相手人事の方とのパイプもあるらしく、自分では直接聞きにくいことも気軽に相談できました。また、二次面接で良いと感じた企業には直接職場で働いている方と会って話してみたいという要望を伝えました。
というのも、今の職場のように上司がパワハラをするような会社に当たらないようにするには、会社の雰囲気を感じる事が一番いいと思ったからです。自ら面接の場でお願いするのも気が引けましたのでエージェント経由で事前にお願いしておきました。
求人情報の豊富さと求人の見方
求人情報は限られたスペースで企業側が求めている人材や勤務地、年収といった諸条件をアピールしているので無駄な情報は一切ありません。求人にも見方があり、こちらの経験と企業が求めているもの、そして求人のタイミングが重なった時によい求人への応募となることを教えて頂きました。この求人票の見方を知ることで通りやすい応募書類とすることも可能になります。
また、エージェント型は非公開求人が多いのも特徴です。これは企業の極秘情報である人事について公開しないことで、企業側もある程度の質を担保された人に応募してほしいという思惑もあるそうです。確かに、有名企業の募集ともなれば応募が殺到し、人事の事務負担が増えることは目に見えています。
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転職エージェントを利用することのデメリット
私のような転職初心者にとっては以上の点がメリットに感じられましたが、自分で転職の基準を持っている方にとってはメリットではないかもしれません。これは人それぞれだと思いました。また、以下のようなデメリットもあるかなと思います。
転職エージェントを使うとハードルが上がる?
転職サイトは求人企業が一定期間、募集広告を出すことで求人を集めるのに対し、転職エージェントは求人が成約した時点で報酬が発生します。ただ、転職エージェントの報酬は年収の数%とも言われ、転職サイトと比べかかる費用は桁違いです。それだけ人材を見る企業の目も厳しくなり、スキルや能力のハードルが高く見られている可能性があります。
転職エージェントと面談をしないといけない。
面談に行かなければならいという事をデメリットに感じる方がいるかもしれません。私も当初はちょっと面倒だなと感じていました。ただ、直接の面談が無理であれば電話相談も可能です。これは便利だと私も電話相談を申し込もうと思いましたが、やはり面談に行くことにしました。
それは、電話だとエージェントの顔が直接見えないですし、面談に行くことで転職活動の感覚を取り戻すことができ、雰囲気を肌で感じることができるからです。営業畑だからかもしれませんが、直接会うのと会わないのでは相手に与える印象も違いますし、何より面接の練習にもなると思いました。
個人情報の入力が必要になる。
転職エージェントの利用には会員登録が必要になります。ここで気を付けておきたいのは個人情報の扱いです。ただ、個人情報の入力は転職サイトを利用する場合でも必要ですし、自分の将来設計のアドバイスをもらうわけですから入力しない訳にはいきません。但し、自分の個人情報をちゃんと管理保護してくれるのかを見極めましょう。転職エージェントの数も無数に存在するため、むやみやたらと登録するのは控えたほうがいいでしょう。
よく転職エージェントを複数登録しておきましょうという案内をネットで見かけます。これはエージェントとの相性や得意としている案件がエージェントによって異なるためですので自分の相性や適性を見極めたうえで複数登録するのは構わないと思います。でないとあなたの貴重な個人情報を安易に外部に流してしまう事にもなりかねません。
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【もう面接を怖いなんて思わない】志望動機の作り方
転職活動の最大の難関は、面接対策ではないでしょうか。私も退職理由を正直に言おうか、どうやって自分のことをアピールしようかと悩んでいました。そんな悩みを持つ私の胸に転職エージェントの言葉は突き刺さりました。
「面接は自分の言いたいことを言う場ではなく、相手の聞きたいことを伝える場」
私は全く逆の事をしていたんだと気付かされました。相手企業が見ているところは、相手企業が求めている仕事をこなすことができるか、相手企業が期待している意欲を持っているか、一緒に仕事をしていく仲間としてイメージできるかなどです。私は営業なのでエージェントの言っていることがすぐに腑に落ちました。
相手の知りたいことを伝えなければお客様は一瞬で逃げてしまいます。つまり、面接は自分をアピールする場ではなく、企業との共通点や企業が求めているものを事前に情報収集しておき、聞かれた問いに対して準備した共通点を裏付けるエピソードを相手が分かりやすいように伝えればいいわけです。
前職でパワハラを受けていた方はどう退職理由を答えていいか悩まれているかもしれません。転職理由を上司のパワハラや前職の不満だけ言って終えたらアウトです。ですから、退職理由はさらっと流し転職で実現したいことやそれに向けて今こんな努力をしているなんてことを企業との共通点を裏付けるエピソードとしてアピールするんです。
でもどうやって企業の求めている情報を知ればいいのでしょうか。勘のいい方はもうお気づきかもしれません。それが求人票なんです。求人票はその名のとおり、どんな人物を企業が求めているかを示しています。
上司のパワハラで少し自信を失いかけていた私も自信を持って面接に臨む為には、ある準備が大事だと気づいたんです。それは質問を考えておくこと。質問をするには具体的に仕事内容をイメージしていなければできません。しっかりとした準備と的確な質問ができれば面接も恐くないと私は思います。
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中途採用成功の鍵は短期決戦
結局、私は同じ営業職を今後のキャリアに見据えました。大げさに聞こえるかもしれませんが、もし転職エージェントに出会わなければ、今のキャリアを確信をもって続けようとは思わなかったかもしれません。今まで培った営業力にますます磨きをかけたいという自分の思いを再確認するすることができましたし、営業力を鍛えれば40代、50代になっても市場価値が失われないと考えたからです。
稼ぐ力さえ身につければもうノルマも怖くありません。精神的な自由が得られると思っています。これからの時代は企業が一生面倒を見てくれる終身雇用ではありません。先行き不透明な時代だからこそ、今のうちに売る力を身につけておけば将来の収入不安もなくなるはずです。年金に期待している人はもはやいないでしょう。もしもの場合は起業することもできるかなと考えた結果でした。
もちろんこれからの時代は営業職でなくても稼ぐ方法はいくらでもあります。あなたにあった転職活動を通じて理想のキャリアを見つけてください。転職エージェントから提案されるメールに1日10分程度目を通し、以下のような流れで転職活動を進めました。もちろんこれはあくまでも参考ですので、ご自身の状況に置き換えてみて下さい。
2.求人を20社程度ピックアップしてみる。
3.書類選考で4~5社を目指す。
4.面接で2社程度の内定を目指す。
5.退職交渉は1週間程度で済ませる。
6.内定から入社まで長くても2か月程度
求人情報は生もの、転職活動は慎重かつ迅速にしてタイミングを見逃さない。
転職サイトに登録すると、日々多くの求人情報にさらされることになります。20代の転職は今の時代売り手市場ですから、もっとよい求人があるのではないかと慎重になり過ぎてしまう事があります。求人は「生もの」とよく言われますが、求人情報は日々更新されますので鮮度が古くなればタイミングを逃すことにもなりかねません。
特に2月~4月にかけては人材が最も活発に流動的になる時期です。ライバルが動き出す前の1月までに情報収集や準備をしておくことでスタートダッシュを図れるでしょう。また29歳と30歳など節目の年齢であればなおさら積極的に行動する必要があるかもしれません。たった1歳の違いでも20代の転職と30代の転職では選択肢も異なるからです。必要かつ十分な準備をしておくことで転職活動も最短距離で行う事が必要です。
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転職活動は孤独で不安。転職のプロが相談相手なら心強い
転職サイトに登録しただけで転職活動をやり抜くには、自分にはハードルが高いなと感じていました。中途採用の転職活動は面接も2回程度で内定まで1~2か月と早いため、短期決戦でかつ孤独です。転職活動は今の会社にバレずに進めたいですし、壁にも必ずぶち当たります。転職のプロが相談相手としていつも隣にいてくれるというだけで気持ちも楽になりました。
あなたも良き相談相手を見つけてほしいと思います。私が利用したのはこちらの転職エージェントです。20代30代の求人に強く、大手ならではの取扱い職種の多さ、安定感は抜群です。画面の最下部に下記の登録ボタンが表示されますので個人情報の入力をしていきます。まずは会員登録をして自分の状況を正直に話してみて下さい。
会員登録を終えると、早速女性の方から電話連絡があり面談がいいか、それとも電話相談がいいかの連絡がありました。面談を希望することを伝えると日程調整するための予定を聞かれ、その後メールで詳細の日程を詰めるという感じでした。転職のプロの知恵や経験を存分に有効活用してみて下さい。