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パワハラ上司はメンヘラ?間違っている事を発言する勇気は誰でも持てる

指導係の先輩と親しくなると途端に嫌がらせがエスカレート

当時入社1年目、まだ大学を卒業したての23歳で商社の営業アシスタントとして就職をしました。商社という事もあり、世界を股に掛けた仕事ができたり?なんておめでたい事を考えていました。 従業員数は300人規模の中小企業でした。工作機械という特殊な分野を扱う専門商社で、その業界では割と良い成績であったと思います。

私の勤めていた会社には変なルールがあり、各部署に女性は3名のみ在籍可能とされていました。その為、私が新入社員として入った時には1歳上の先輩(A先輩)と私のOJTをして下さった5歳上の先輩(E先輩)が在籍していました。

最初の数ヶ月はE先輩はとても厳しく、しっかりと指導をして下さいました。しかし、段々と慣れてくるとお互い共通点が多く先輩と後輩というよりも友達のような関係になっていきました。私としては働きやすい環境となり、上司たちもそれを嬉しそうに見ていました。ですが、1人だけそれが気に食わない人間がいました。それが1歳上のA先輩です。

そして、ある日を境に先輩からの嫌がらせがエスカレートして行きました。最初は私の電話応対の文句が気に入らないとE先輩にいちゃもんを付け、私に指導が入りました。それはすぐにその場で私が直し解決をしました。すると次の日から私のやる事全てに不満がある様でE先輩に毎日長文のメールが来るようになりました。

パワハラ上司はメンヘラだった。

それでもE先輩と私の仲は深まるばかりで、どうしても気に入らないA先輩は最終手段に出ました。本社の人事部長とのヒアリングの際に涙を流し、孤立感を感じて仕事を辞めたいと演技をし始めたのです。OJT期間中は先輩と後輩は隣同士で座るのですが、その事件が起こり離される事になりました。そして有ろう事か私とA先輩が隣同士で座る事になったのでした。その日から向こうのため息やら私に腹が立つ時には机を叩いたり蹴ったりして音を立てて脅すようになりました。

又、少しでもE先輩と話すとずっとこちらを見続け早く席に戻れと言わんばかり。挙句の果てに私が他の営業さんと話しているのが気に入らず、○○さんと仲良いみたいだけど程々にしてよと文句を言われました。それに加え、少しでも昼休憩から遅れようものなら長文で文句のメールを送って来ました。

私としては皆さんと仲良くしながら仕事がしたいと思っていましたが、ここまで全ての動作に文句を言われると正直萎えました。そして腹も立ちました。上司には私を悪者にする為に泣いた演技までし、E先輩との接触を完全に断つように邪魔をしてきたりとまるで束縛をされているようで気分が悪くてなりませんでした。

あまりにも度が過ぎていたので、E先輩を入れて上司に相談する事にしました。しかしながら、上司もA先輩には参っているようでもう何も出来ないと言われました。その時まで知りませんでしたが、私が上司と話をしていると、告げ口をしたのではと勝手に勘違いをし泣いて上司に訴えていたようです。メンヘラにも程があるだろと思いましたが、とにかくイカれた先輩だという事は明らかになりました。

【きっかけは先輩からのメール】堪忍袋の緒が切れた

結局、会社内の誰かに助けを求める事は出来ずどうしたら良いのか分かりませんでした。そんな時にA先輩から就業後に長文のメールが送られてきました。その内容にはこれから私と仲良くして行きたい、E先輩たちや上司が言っている事は全て嘘だから私を信じて欲しいという様な事が書かれていました。私は1人ぼっちだから、私の味方になって欲しいというニュアンスであった気がします。あまりにもイラっとしたので既読無視をし削除しました。

すると次の日の朝、昨日のメール読んでくれたかな?と言われさすがの私も堪忍袋の緒が切れました。今まで黙って、我慢をしていた物が全て溢れて出てきたのです。あまりにも腹が立っていたので事務所内で怒鳴りながら彼女を捲し立てました。そして、驚いた営業の先輩に止められ修羅場はそこで終わりました。

この経験から、先輩だから必ずしも社会人として正当な行動・言動をするかと言えば全く違うのだと学びました。人として筋が通っていない事、そして理不尽な事を言われた際は言い返す事がとても大切だと思います。我慢していても自分が辛いだけ、だったら自分が言って向こうにそのストレスを抱えて貰えば良いやぐらいに思うようになりました。我慢し過ぎない、そして間違っていることを発言する勇気は誰にでも持てると私は信じています。

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