- 投稿日
- 2018年9月29日
- 更新日
パワハラで私の自尊心はボロボロになっていた。
当時、私は商品先物取引の会社で働いており、社風としてパワハラが当たり前でした。1日に平均すると2時間くらいは罵倒されていたように思います。働き出して2年ほど経った時にあまりにも理不尽なことで罵倒されたので、勢いで言い返してそのままやめることになりました。新しい就職先を探そうと思い、転職エージェントに登録しました。転職先の希望としては、新規営業の割合が少ない営業職を希望しました。
常に新規開拓に追われているということに疲れ果てていましたので、もう少し緩い職場で働きたかったのです。営業をやめるという選択肢もあったのですが、最悪の環境であったのは間違いなかったのですが、営業の経験というのは間違いなくつめましたので、それを生かした方が得かなと考え、営業職を希望しました。
とりあえず大手の企業に3社面接を受けたのですが、採用はされませんでした。面接もうまくいかなかったと思いました。その原因はやはり、自分自身で卑屈になっていた部分があったと思います。毎日のように罵倒される仕事をしていたので、私の自尊心はボロボロになっていたのです。無意識レベルで卑屈な自分ができあがっていたと思います。
自分の強みを意識して5社目の面接で合格
自分に自信を持つことはできずに、どうせ自分はダメなんだと考えていました。前職でしていた仕事内容自体にも疑問を持っていましたので、なおさら自分自身を認めることはできませんでした。面接官にもそういった部分が伝わっていたと思います。卑屈な自分を私は無意識的にアピールしてしまっていたのかもしれません。
そうした人間を雇いたいと思う面接官はいないでしょう。私は自分の考えと態度を改めないといけない必然性を認識することができました。そこで、自分はすごい人間なんだと思い込むことにしました。ろくな2年間ではありませんでしたが、自分では頑張ったと思います。
1年離職率は8割は超え、一件も契約を取れないままやめていく人間も多い中で、私はある程度の実績を出し続けることができました。メンタルも相当強いと思います。根性もあると思います。私はそうした部分に焦点を当てることにしました。
そうすると5社目の会社で採用されることになりました。ウェブコンテンツ系の会社で、仕事も面白そうで、会社の人間も生き生き働いているように感じました。実際に入社すると前の会社までいかないまでもパワハラが横行している会社でした。前よりかはマシだろうと思うと、なんだか笑いそうになりました。