- 投稿日
- 2018年9月26日
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パワハラで退職後の私の面接での失敗と反省
私は現在27歳で大阪にて会社員(事務職)として勤務しています。以前は大学卒業後に食品の営業関係の仕事に就いていました。しかし新卒だからということで半年間は雑用雑務のみ。まともな指導も受けられず、先輩の外回りに同行して荷物持ちや買い出し、仕事は「いちいち聞くな、見て覚えろ」と言われる日々が続きました。
会社自体はさほど大きくはありませんが、私の部署で15~20人ほどおり、そのうちの半分が新人か二年目でした。多くの新人は一年と持たずに退職し、残っても奴隷のような扱いとサービス残業に追われる日々で転職どころではないそうです。転職のことを相談すると「いま辞めて再就職先できると思うか?履歴書に1年2年で辞めたやつって記録が付くぞ。あと数年粘ればいいじゃないか、甘えるな。社会を舐めるな。」など精神的に追い込みをかけてきました。
そのうちに体調を崩してしまい、心療内科を受診して診断書をもらい休職しました。職場からは色々と言われましたが「労基に言う」と話すとそのままスムーズに退職させてくれました。その時は年明け頃で、いま急いで就活すれば4月からリセットして働けると思い、あまり休まずに就活を始めました。次の職場は、給料は安くて良いのでできるだけ環境がよいところがいいと決めました。
しかし自分で探す体力もなかったため、ハローワークで探しました。給料にこだわらなければ意外と早く見つかりました。いくつかありましたが事務職(書類整理や作成・コピー・資材の注文などが中心でマニュアル業務が多くノルマはない職場)に決めました。また担当の方からも給料は前職よりも落ちるが残業は少なく職場環境と良いと聞いていたためそこに決め、面接を受けました。
パワハラの事実を説明、面接官が凍りつく
面接はそこを受けて内定をもらえたため、実質就活は2ヶ月ほどで面接もその会社のみでした。人手が足りないが人も来ない(給料が安いため)ので相手からもありがとうと言われました。面接中は聞かれた質問に答え、滞りなく進みました。しかし質問の中で転職に至ったきっかけや転職後の仕事への熱意を聞かれました。
私は「前職はブラックな環境でなかなか指導も受けられずサービス残業も80時間を毎月越えいた。何もなくても目障り・邪魔と叱咤される日々が続いていた。その分今の若い世代には無い強い精神力が身に付いており、何があっても耐えられる自信がある」と不眠と食欲不振・ストレスで健康な時より10キロ以上痩せてやつれた顔の私がオブラートに包んで話しました。
すると面接官が黙りこみ、空気が凍りました。誰も何も言えずに5分ほど時間が経過し、面接官から「わかりました」と言われ、面接は終了しました。その後内定をもらい無事にその職場に就職したが腫れ物を触るような扱いをされていたため質問すると、面接の話を聞いて可哀想だと思ったが何もできないからどうして良いかわからないと言われました。
私としては普通に接してくれたら良かったのですが、そんな風に想ってくれる人がいるというだけでとても心が洗われました。転職は今の日本において履歴書に傷が付く・再就職に不利ととらえる方も多いです。職種や事情によってはそうかもしれませんが、私の場合は特にマイナスに働くことはありませんでした。
しかし、パワハラの事実は面接官からしたらとても扱いづらく、聞きたくないことだとわかりました。もし再就職に向けて面接を受けるのであればパワハラを受けていた事実は端的に触れておく程度の方が良いと学びました。