これってパワハラ?私のパワハラ体験談

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仕事をさせないパワハラは天国?それとも地獄?

パワハラと聞くと上司から暴力を振るわれたり、長時間説教されて、皆の前で罵倒されたりなんていうイメージを持つ方も多いかもしれません。逆に関わりを絶たれること、つまり、何も指導されない、仕事を与えられない、そんな悩みを持つ方も多くいらっしゃいます。これはパワハラになるのでしょうか。何もしなくても、簡単な作業でも給料をもらえるなんてラッキーと思う方もいるかもしれません。仕事をさせないというのもパワハラになるのでしょうか。

これは、「過少な要求」と言って、厚生労働省がパワハラと一定の規定をしているものの一つに該当する可能性があります。神奈川中央交通(大和営業所)事件(横浜地裁平11年9月21日判決)では、バスの運転士が1か月に渡り除草作業をさせられたことが「いじめ」にあたり、会社の責任を認めた判決があります。ただし、この判決では除草作業そのものが違法というわけではなく、炎天下での終日又は半日にも及び過酷な状況下での作業を命じたこと、正当な理由なく、本来業務ではない除草作業をさせたことが違法であるととしています。

正当な理由なく、本来業務と比べ過少な要求である業務をさせることはパワハラになるケースがある。

上司から仕事ができないとレッテルを張られ、本来の仕事を与えられない、させてもらえないという方も、それでも給料はもらえるという会社であれば比較的規模の大きな安定している会社と言えるのではないでしょうか。会社からの退職勧奨や解雇となれば、会社のイメージが悪くなると考えているのかもしれません。判例の様にいわゆる「いじめ」でされていることもあるでしょう。一方、仕事ができるのに、仕事をさせてもらえないということであれば、上司や会社の体制に問題があります。上司は、部下であるあなたが良い成績を出すことをひがんでいるのかもしれません。

いずれにしても仕事をさせてもらえないという環境は、あなた自身、又は会社にとって良い状況とは言えません。仕事はチームで行うことで相乗効果を発揮し、得られるリターンも大きくなります。もちろん、仕事としては個人だけで完結するという場合もあるかもしれませんが、商品やサービスを提供し、お客様から報酬を頂くという広い視野で見た場合、会社自体がチーム一丸となって仕事に取り組み成果を上げていく必要があります。

こうしてみた場合、足の引っ張り合いをしていたらチームとしての成果は上がるでしょうか。残念なことに今の日本社会は評価主義に移行しつつある中で、自分の評価を上げるため、あるいは評価を下げないことに躍起になっている側面もあります。会社にいるのは共に成長し、助け合う仲間であるという意識が希薄になっている側面があります。

上司があなたの実力を把握しきれずに、逆に仕事をさせないということであれば、チームとして機能しないので仕事ははかどらないでしょう。あなたは経験が積めないし、スキルアップもままなりません。

「環境が人を作る」と言いますから、まずはその上司の上司や人事に現状を伝え、異動を願い出てみましょう。環境が変われば、あなたも実力が発揮できるかもしれません。しかし、同じような無能な上司の下につくかもしれませんし、会社の人事次第でもあるので現実はそう簡単にいかないでしょう。前の上司の方がまだマシだったという事にもなりかねません。

また、仕事をさせてくれないのであれば、上司の仕事を奪ってでも自分でやってしまうという強硬突破的な事ができるかもしれません。ですが、仮に無能な上司だったとしても、周囲からは「あなたの仕事ではないのに」といった冷ややかな目で見られることにもなりかねませんし、上司からしたら当然面白くないはずです。例えよい成果が出たとしても、それは後々の「しこり」としていつまでも深く残ることになるでしょう。

上司より実力があると言って、議論をして打ち負かしたとしても一時的な達成感や優越感は得られるかもしれませんが、負かされた相手は嫌な思いを抱き続けます。長い目で見れば会社としてチーム力をいかに高められるかが重要で、会社もそういう人間を育てたいと考えています。20代は業務スキルや専門知識が問われるかもしれませんが、30代ともなればコミュニケーションやマネジメント能力が求められるように、管理職としての能力が試されます。

ニューヨーク州立大学バッファロー校の心理学者マーク・D・シーリーらが行った研究によると、多くの逆境を経験した人と、逆境を経験していない人の人生の満足度を調査したところこのような結果が得られました。多くの逆境、つまりストレスを感じれば感じるほど人生の満足度が下がる傾向にあるという結果が出ました。これはある意味当然ですね。一方、逆境が少ない、ストレスが少ない傾向にある場合にも人生の幸福度が下がるという結果が出たのです。つまり、適度なストレスがある人ほど人生の幸福度があがるというの研究結果となりました。

あの時は大変だった、でも今思い返せば、あの時の経験が自分を成長させてくれたなんて言うことがあるかと思いますが、逆境をうまく活かせば人生がより豊かになるんですね。こう考えると、無能な上司への対応も少し変わってくると思いませんか。

もちろん、暴力を振るう上司や長時間の叱責をする様なパワハラ、健康を害するような職場であればすぐにでも異動や退職という選択肢をしてほしいと思います。ですが、仕事を思うようにさせてもらえない、ちょっと工夫して会社内でより成長できるという事であれば、チャレンジすることでよりあなたのスキルアップにつながると考えることもできます。

仕事をさせてもらえない上司のもとで「どうしたら」結果を出せるか

上司をうまく利用する。この1点なのではないでしょうか。そのためには「相手を理解する」ことから始める必要がありそうです。相手を理解するためにはコミュニケーションが欠かせません。できない上司に結果を出させる、そう思った瞬間にこれはある意味ゲームになります。「嫌な上司に結果を出させるゲーム」と考えると、「障害」はあなたのやる気に火をつけ、できない上司の存在は、あなたに人生の幸福度を上げてくれる重要人物、ストレスを与えてくれる存在になるわけです。

上司を利用すると言っても、ゴマをするっていうわけではありません。上司であることを認めてあげることです。どこかで上司と対立している自分がいませんか。自分は正しくて上司は間違っている、上司は仕事が遅いけど私は早くて正確。どこかで上司を下に見ていませんか。上司は認められたいと思っているはずです。人は誰しも「認められたい」生き物なんです。相手を理解するといってもおだてたり、持ち上げたりするという意味ではありません。ただ、認めてあげるのです。なので、相手を認めてあげる言い方、態度、言葉遣いをするようにしてみてください。

上司があなたのために進んで動いてくるようになれば、あなたの勝ちです。しかも上司に結果を出させることができれば、上司はあなたに感謝するでしょうし、会社や同僚もあなたに感謝するはずです。ひょっとしたらコミュニケーション能力の高さ、マネジメント能力の高さを買われ、昇進するかもしれません。そう遠くない時期に今の上司を追い抜くことができるでしょう。いや、会社だけでなく、社会からの市場価値も高まります。

会社の組織体制はいつ変わるかわかりません。人事異動で別の上司がつく、あるいはあなたが上司の立場になるかもしれません。そんな時必要なのは、コミュニケーション能力だったり業務改善能力だったりするわけです。長い目で見たときに今の経験はきっと役に立つと思いませんか。できない上司がいる「から」自分は結果が出せないとみるのか、無能な上司のもとで「どうしたら」結果を出せるかと見るかはあなた次第ということです。

社内ニートは天国か?地獄か?

「社内ニート」という言葉があるのをご存知ですか?会社にいながらにしてニート。つまり「仕事が全くない、全くさせてもらえない」という方のことを言います。忙しく働いている仲間からしたら、何もしないで給料もらえているんだから気楽でいいねと思われているかもしれません。本人も自由に楽しんでいるという場合には何も言う事はありません。掃除やお茶出しなどできることは全力でやっている、ネットサーフィンして情報収集して、資格の勉強をしたり、エクセルを閉じたり開いたりする今の環境に満足しているという方を否定するつもりはありません。一方で何も仕事ができない状況を「ツライ」と感じる方もいます。

前述した研究結果からすると、ストレスが少ないと「人生の幸福度は低い」という事になります。まったくストレスがない環境というのは飽きが来るんですね。「ツライ」と思われている方は、このままでは自分がダメになってしまう。スキルも経験も磨けずにいつか社会から取り残されてしまうと考えているかもしれません。

もし今の状況に不満があるのであれば、何か一つでもやりきったという実績をつくってみてください。あるいは、これだけは負けないというスキルを考えてみてください。仮にお茶出しであっても、日本一のお茶を入れられるようになると宣言し、お茶の入れ方や茶葉を研究して来客したお客様に美味しいと言ってもらえるお茶を入れるようになれれば素晴らしいと思います。もうそれは特技です。せっかく就職した会社ですから、ただ時間を過ごしていてはもったいないです。そして考えてみてください。それは、10年後の自分です。10年後、あなたはどこで働いていますか?どんな風に働いていますか?

人生は有限です。一度きりしかないのが人生で、今この記事を読んでいる瞬間も死に向かって時が過ぎています。仕事をさせないパワハラをされたとき、あなたはどういうモノの見方をするでしょうか。

まとめ

・「仕事をさせない」こともパワハラになるケースがある。

・人生の幸福度は適度にストレスがある方が高いので、目の前のストレスを活かせるかを考えてみる。

・人生は有限、10年後に何をしていたいか、理想の職場を決めるのはあなた次第。

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プロフィール

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はじめまして。当サイトの管理人みどりと申します。

実は私も上司からパワハラをされた経験があり、退職そして現在転職活動中です。

このサイトでは、パワハラへの対処の仕方や相談機関、自信を取り戻す方法、また、同じようにパワハラを受けた方の体験談や教訓なども掲載しました。参考にして頂ければ幸いです。

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