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仕事をさせないパワハラは違法になる?

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仕事をさせないことはパワハラになるの?

パワハラと聞くと上司から暴力を振るわれたり、長時間説教されて、皆の前で罵倒されたりなんていうイメージを持つ方も多いかもしれません。

逆に関わりを絶たれること、つまり、何も指導されない、仕事を与えられない、そんな悩みを持つ方も多くいらっしゃいます。忙しく働いている仲間からしたら、簡単な作業でも給料をもらえるなんてラッキーな奴と思われているかもしれません。

本人も自由に楽しんでいるという場合には何も言う事はありません。掃除やお茶出しなどできることは全力でやっている、ネットサーフィンして情報収集して、資格の勉強をしたり、エクセルを閉じたり開いたりする今の環境に満足しているという方を否定するつもりはありません。

一方で何も仕事ができない状況を「ツライ」と感じる方もいます。仕事をさせないというのもパワハラになるのでしょうか。

仕事をさせない嫌がらせは、パワハラの定義にあてはまるか?

パワハラを取り締まる法律はありませんが、厚生労働省では、一定の基準としてパワハラに該当する6つの類型を提示しています。

それは、身体的攻撃、精神的攻撃、人間関係からの引き離し、過大な要求、過少な要求、個の侵害の6つです。仕事をさせないパワハラは、この6つの類型のうち「過少な要求」に該当する可能性があります。

過少な要求とは、業務上の能力や経験とはかけ離れた程度の低い仕事を命じる事や仕事を与えない行為を指します。

仕事をさせない「過少な要求」の判例は?

神奈川中央交通(大和営業所)事件(横浜地裁平11年9月21日判決)では、バスの運転士が1か月に渡り除草作業をさせられたことが「いじめ」にあたり、会社の責任を認めた判決があります。

ただし、この判決では除草作業そのものが違法というわけではなく、炎天下での終日又は半日にも及び過酷な状況下での作業を命じたこと、正当な理由なく、本来業務ではない除草作業をさせたことが違法であるととしています。

正当な理由なく、本来業務と比べ過少な要求である業務をさせることはパワハラになるケースがあるんですね。

パワハラ上司があなたに仕事をさせない理由

期待している能力がない。

仕事をこなすスキルがなく、逆にトラブルやクレームばかり発生するので仕事が与えられないというケースもあるでしょう。ただ、適材適所という言葉があるように、会社は雇用した責任があります。

仕事ができないのであれば研修や評価制度を利用し、適切な指導を通して本人が業務改善できるようにサポートするのも上司や会社の役割となります。決してパワハラをしていい理由にはなりません。

気にいらないので嫌がらせをしている。

これは、もう完全ならハラスメントですから本人が適切な相談場所へまず相談をしなければなりません。パワハラ上司が指示しているのであれば、上司を管理する立場である会社に訴える必要が出てきます。会社ぐるみの嫌がらせであれば、退職も視野に検討してもいいでしょう。

上司から仕事ができないとレッテルを張られ、本来の仕事を与えられない、させてもらえないという方も、それでも給料はもらえるという会社であれば比較的規模の大きな安定している会社と言えるのかもしれません。

会社からの退職勧奨や解雇となれば、会社のイメージが悪くなると考えている場合も想定されます。判例の様にいわゆる「いじめ」でされていることもあるでしょう。

上司がデキる社員をねたんでいる。

部下が自分よりも能力が高い為に部下を認めたくない。仕事ができるのに仕事をさせてもらえないということも上司や会社の体制に問題があるといえるでしょう。上司は、部下であるあなたが良い成績を出すことをひがんでいるのかもしれません。

仕事をさせない嫌がらせはデメリットしかない。

いずれにしても仕事をさせてもらえないという環境は、あなた自身又は会社にとっても良い状況とは言えません。仕事はチームで行うことで相乗効果を発揮し、得られるリターンも大きくなります。

もちろん、仕事としては個人だけで完結するという場合もあるかもしれませんが、商品やサービスを提供し、お客様から報酬を頂くという広い視野で見た場合、会社自体がチーム一丸となって仕事に取り組み成果を上げていく必要があります。

こうしてみた場合、足の引っ張り合いをしていたらチームとしての成果は上がるでしょうか。残念なことに今の日本社会は評価主義に移行しつつある中で、自分の評価を上げるため、あるいは評価を下げないことに躍起になっている側面もあります。会社にいるのは共に成長し、助け合う仲間であるという意識が希薄になっていると考えられます。

上司があなたの実力を把握しきれずに、逆に仕事をさせないということであれば、チームとして機能しないので仕事ははかどらないでしょう。あなたは経験が積めないし、スキルアップもままなりません。

仕事をさせないパワハラをされた場合の対策

異動を願い出る

「環境が人を作る」と言いますから、まずはそのパワハラ上司の上司や人事に現状を伝え、異動を願い出てみましょう。環境が変われば、あなたも実力が発揮できるかもしれません。

しかし、同じような無能な上司の下につくかもしれませんし、会社の人事次第でもあるので現実はそう簡単にいかないという事も頭に入れておきましょう。前の上司の方がまだマシだったという事にもなりかねません。

仕事を奪ってでもやる。

仕事をさせてくれないのであれば、上司の仕事を奪ってでも自分でやってしまうという強硬突破的な事ができるかもしれません。ですが、仮に無能な上司だったとしても、周囲からは「あなたの仕事ではないのに」といった冷ややかな目で見られることにもなりかねませんし、上司からしたら当然面白くないはずです。

例えよい成果が出たとしても、それは後々の「しこり」としていつまでも深く残ることになるでしょう。上司より実力があると言って、議論をして打ち負かしたとしても一時的な達成感や優越感は得られるかもしれませんが、負かされた相手は嫌な思いを抱き続けます。

仕事をさせてもらえない上司のもとで「どうしたら」結果を出せるか

ニューヨーク州立大学バッファロー校の心理学者マーク・D・シーリーらが行った研究によると、多くの逆境を経験した人と、逆境を経験していない人の人生の満足度を調査したところこのような結果が得られました。

多くの逆境、つまりストレスを感じれば感じるほど人生の満足度が下がる傾向にあるという結果が出ました。これはある意味当然ですね。一方、逆境が少ない、ストレスが少ない傾向にある場合にも人生の幸福度が下がるという結果が出たのです。

つまり、適度なストレスがある人ほど人生の幸福度があがるというわけです。まったくストレスがない環境というのは飽きが来るんですね。「ツライ」と思われている方は、このままでは自分がダメになってしまう。スキルも経験も磨けずにいつか社会から取り残されてしまうと考えているかもしれません。

仕事をさせてもらえないストレスに立ち向かい、上司や職場の同僚とどう人間関係を構築していったらいいのでしょうか。この会社で頑張るしかないという事であれば、ただ悲観していても何も始まりません。言い訳をしていても何も改善されません。あなたが変わらなければ、何の成長もできません。

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嫌な上司や職場の同僚とのサクセスストーリーを描けるか

まずは、上司をうまく利用する。そのためには「相手を理解する」ことから始める必要がありそうです。相手を理解するためにはコミュニケーションが欠かせません。できない上司に結果を出させる、そう思った瞬間にこれはある意味「ゲーム」になります。

「嫌な上司に結果を出させるゲーム」と考えると、「障害」はあなたのやる気に火をつけ、できない上司の存在は、あなたに人生の幸福度を上げてくれる重要人物、ストレスを与えてくれる存在になるわけです。

上司を利用すると言っても、ゴマをするっていうわけではありません。上司であることを認めてあげることです。どこかで上司と対立している自分がいませんか。自分は正しくて上司は間違っている、上司は仕事が遅いけど私は早くて正確。

どこかで上司を下に見ていませんか。上司は認められたいと思っているはずです。人は誰しも「認められたい」生き物なんです。ただ、認めてあげるのです。相手を認めてあげる言い方、態度、言葉遣いをするようにしてみてください。

上司があなたのために進んで動いてくるようになってくれることを今は想像できないかもしれません。しかし、上司に結果を出させることができれば、上司はあなたに感謝するでしょうし、会社や同僚もあなたに感謝するはずです。

ひょっとしたらコミュニケーション能力の高さ、マネジメント能力の高さを買われ、昇進するかもしれません。そう遠くない時期に今の上司を追い抜くことができるでしょう。いや、会社だけでなく、社会からの市場価値も高まります。こんなストーリーを描ければ、「今」しなければいけない行動も変わってくると思いませんか。

会社の組織体制はいつ変わるかわかりません。人事異動で別の上司がつく、あるいはあなたが上司の立場になるかもしれません。そんな時必要なのは、コミュニケーション能力だったり業務改善能力だったりするわけです。

長い目で見たときに今の経験はきっと役に立つと思いませんか。できない上司がいる「から」自分は結果が出せないとみるのか、無能な上司のもとで「どうしたら」結果を出せるかと見るかはあなた次第ということです。

長期的な視点に立てば、会社としてチーム力をいかに高められるかが重要で、会社もそういう人間を育てたいと考えています。20代は業務スキルや専門知識が問われるかもしれませんが、30代ともなればコミュニケーションやマネジメント能力が求められるように、管理職としての能力が試されます。

今の環境で一つだけでも成果を上げてみる。

あの時は大変だった、でも今思い返せば、あの時の経験が自分を成長させてくれたなんていう経験がどなたにも一度や二度あるかと思いますが、逆境をうまく活かせば人生がより豊かになるんですね。

こう考えると、パワハラ上司への対応も少し変わってくると思いませんか。あるいは、これだけは負けないというスキルを考えてみてください。

仮にお茶出しであっても、日本一のお茶を入れられるようになると宣言し、お茶の入れ方や茶葉を研究して来客したお客様に美味しいと言ってもらえるお茶を入れるようになれれば、もうそれは特技です。せっかく就職した会社ですから、ただ時間を過ごしていてはもったいないです。そして考えてみてください。

それは、10年後の自分です。10年後、あなたはどこで働いていますか?どんな風に働いていますか? 人生は有限です。一度きりしかないのが人生で、誰にも等しく与えられている時間という資産は大事にしてほしいです。仕事をさせないパワハラをされたとき、あなたはどういうモノの見方をするでしょうか。

仕事をさせないパワハラに耐えられないときは

もちろん、そうは言っても、仕事をさせないパワハラには限界、もうこれ以上耐えられない。暴力を振るう上司や長時間の叱責をする様なパワハラ、健康を害するような職場であればすぐにでも異動や退職という選択をしてほしいと思います。最近は退職ができない方のために退職代行というサービスもあります。

利用するには少し不安という方のために取材をしてみましたので参考にしてみて下さい。
参考記事:「【退職代行サービス】退職代行業者に突撃取材!

一方で、ちょっと工夫して会社内でより成長できるという事であれば、チャレンジすることでよりあなたのスキルアップにつながると考えることもできます。また、まだどうするか自分の人生の道を決めかねている、そんなあなたがやるべきことはただ一つです。

それは、「記録を取る」こと。

パワハラが問題になる場合、行政機関に相談するにしても、労災申請するにしても、弁護士を使って訴えるにしても、まずはパワハラをされているという事実を証明する証拠が必要になります。

なぜ、証拠が必要か。それはパワハラを受けているあなたとパワハラをしている上司の認識は大きく異なっている場合が多いからです。第三者にパワハラ行為の事実を認めさせるには客観的な証拠が必要になります。

直接的な暴力や人格否定をする暴言といったわかりやすいパワハラと違い、仕事をさせないパワハラはパワハラであることがわかりづらいのが特徴です。だからこそ、しっかり記録に取っておくことが重要になります。

ビデオカメラでパワハラの様子を撮影できるのであればよいのですが、パワハラをいつされるかは予測できませんし、「ちょっと待って下さい、今録画しますから」とは到底言えるはずがありません。

パワハラの証拠作りに有効なのはボイスレコーダー

そこで活躍するのがボイスレコーダーです。私は携帯アプリのボイスレコーダーで録音したことがありますが、電話がかかってきたりすると録音が切れてしまう事がありました。可能ならボイスレコーダーを購入してパワハラの証拠作りをして下さい。それがあなたにできる身を守るための第一歩目の行動です。

仕事をさせないパワハラをされている場合は録音しても意味がないんじゃないかと思われるかもしれません。そんなことはありません。無視されているというのであれば、挨拶しても「何も返答がない」という記録を取ることができます。ですから、その場だけではなくできれば一日中録音しておきます。

それも一日や二日ではダメです。何日間なら良いという基準はありませんが記録し続けることが重要です。もし言葉を発することができるなら今のあなたが置かれている状況をあなた自身で実況中継してみるのも良いかもしれません。

もちろんボイスレコーダーで録音していることがばれてしまってはいけません。そこでお勧めするのがペン型のボイスレコーダーです。実際に購入された方のレビュー記事もご参考にしてみて下さい。

【ペン型ボイスレコーダーを購入】使い方と性能をレビュー

まとめ

・「仕事をさせない」こともパワハラになるケースがある。

・人生の幸福度は適度にストレスがある方が高いので、目の前のストレスを活かせるかを考えてみる。

・人生は有限、10年後に何をしていたいか、理想の職場を決めるのはあなた次第。

・パワハラに耐えられないときにする行動は、まず記録を取ること。

 
ところで、もしあなたがまだ会社に在職中で辞めようかまだ迷っているなら、こう言います。
 

辞めた方がいい。
 
 
理由は、これからの時代は個人で稼ぐ力を身につけなくてはいけない時代だからです。会社に雇われの身ではあなたはいつまでも自由にはなれません。
 
 
会社に仕えて、家族や自分の時間を犠牲にして得られるものは何でしょうか。あなたを必要としてくれる職場はいくらでもあります。
 
 
今の時代は人手不足ですし、年齢要件も昔よりはハードルが下がっています。体を壊し、うつになっても会社が面倒を見てくれるわけではありません。
 
 
使い捨てにされる前に、こちらが見切りをつけるんです。
 
 
そのためには、稼ぐ力を身につける必要があります。今の自分を変えたい。もしそう思っているのであれば、一日も無駄にしてはいけません。
 
 
もし、退職をなかなか切り出せないというのであれば、あなたに代わって退職の意思を示してくれるサービスがあります。
 
 
頭痛や胃痛、眠れないなどの症状が出ていたら、すぐにご利用ください。

【退職代行サービス】退職代行業者「ニコイチ」に突撃取材!


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心を病んでしまうほどのパワハラを受けることは大変つらいものですが、見方を変えれば、自分の人生をどう選択していくのかを深く考えるきっかけにもなります。

 

今の仕事を続ける、転職する、独立する、Wワークをするなど、どの選択をするのかはあなた次第です。

 

人生は一度きり、後悔しない人生の為にあなたは何を選択しますか。