これってパワハラ?私のパワハラ体験談

パワハラに負けない心と対処法について解説するサイト

人格否定を含む説教を繰り返されたパワハラ

私が就職し、研修期間を終えて始めて配属された営業職の上司の話です。その上司は、かなり変わり者という評判でしたが、かなりしつこくお客様に食い下がるというスタイルで営業成績を上げ、部長という地位まで上がってきた人でした。私はどちらかといえば淡白な性格で(なぜ営業になったのかといわれそうですが、面接時に打診されて受けざるをえませんでした)、なかなか成績を上げることができず、説教を受けることが多かったのです。

特に、定時後、上司の机の横に立たされ、30分、1時間と延々と説教されるのはかなりの苦痛でした。業務の内容についてであればそれもやむを得ないのですが、「お前は学生気分が抜けてない。顔を見ればわかるんだよ」「家で甘やかされてきたんだろう。そういうヤツはダメなんだ」「おぼっちゃん」などと業務と無関係な、かつ非常に屈辱的な内容も多く、怒りを抑えるのに必死でした。

それは社内だけにとどまらず、ひとしきり話したあとは、「これから飯にいくぞ」と連れて行かれ、そこからさらに食事を取りながらの説教が続きました。当時は、なんとか上司を持ち上げて、自慢話や武勇伝に移行させようと工夫していた気がします。それも十分しんどいのですが、説教よりはましですので。あのころは、出社時、会社まで続く道を歩きながら、毎日上司に対する恨み言をぶつぶつとつぶやいていました。はたからみてかなり怪しかったのではないかと思います。

パワハラ上司はパワハラだとは思っていない。

その上司ですが、時代と共に昔ながらの営業スタイルが通じなくなり、逆にお客様から不興をかうことが重なって、次第に閑職に追いやられていきました。まずは支社に転勤となって、その後関連会社に出向となり、私と無関係になったのですっかり忘れていたのですが、いつの間にか会社を辞めていたようです。もう縁が切れていたので、特にスカッとしたとかいう感情もありませんが、色々な不満を結果で黙らせていたタイプの人間は、その結果が出せなくなったときに落ちていくものだな、とは思いました。

今になって思い出しますが、件の上司が支社に転勤となった後のこと。なんとか人並みには働き、わずかですが昇進もしていた私は、所要で支社に言った際に久しぶりに元上司に会いました。私としては、一応昔世話になった人ですから、挨拶をしたのですが、そのときに帰って来た言葉が「お前は変わらないなあ~。まだ学生気分なんだろう。顔を見りゃわかるよ」だったので、ああ、この人こそもう変わらないのだな、と思ったものでした。