- 投稿日
- 2018年5月3日
- 更新日
パワハラを真に受けちゃダメ。
毎日の様にパワハラを受けていました
50代男性会社員です。以前勤めていた会社で毎日の様に今で言うパワハラを受けていました。当時年齢は30歳で製造業の機械のオペレーター兼保守担当でした。会社は製造業と書きましたが金属プレス加工とモールド樹脂成型の金型設計製作と部品の製造を一貫して行う会社でした。
規模としては従業員約100人ほどですので地方の中規模程度といったところでしょうか、特に事業所があちこちにあるわけでも無く本社一か所のみでした。社長は一代で会社を築いたということで地元では成功者として紹介されることが多く、故に県で行われる商工会の講演会などに呼ばれるほどの手腕の持ち主でした。
経営自体は社長以外に家族は副社長のみで、以下重役はじめ部長や課長は家族ではありませんでした。その点では家族経営にありがちな自分たちさえよければ従業員の生活なんてどうでもいいと言う風潮は無く、むしろ利益は全て社員に還元するという考えを持っており、非常に社員としては待遇のいい会社である印象を受け生活も安定していました。
社長のパワハラが日に日に酷くなっていきました
個人的には入社当時の社長は立派な考えを持っており、滅多にいないなという好印象でした。しかし入社してから程なくして、数か月ほど経った頃から社長のパワハラが日に日に酷くなっていくようになります。他の社員の間では有名な話でしたが、自分の考えに賛同できない者、反対意見を持っている反乱分子に対しては徹底的に懲らしめるということが行われていたのでした。そうとは知らずに普段通りに仕事をしていると急に社長から呼び出され”私の方針に異議があると聞いたのだが”と切り出されました。
心当たりもないので”すみませんが何のことか分かりません”というと急に怒鳴られ、以降は毎日の様に標的にされたがごとく”態度が悪い”とか”ダラダラしている”などと事あるごとに私の所に来ては説教をするようになりました。因みにこの間にボーナスももらいましたが、他の人と比べても明らかに少なく、正直なところとても気分を害されていました。”こんな理不尽なことを毎日の様にされるなら辞めてしまおうか”と考えていた時にやっと理由が分かりました。
パワハラの原因は社長が他の社員と飲んだ時に”仕事に身が入っていない様子”とか”疲れている態度を取る”とか日ごろ態度を言われたためでした。どうやらこれが社長の”有能な社員”と思っていた意向に反したようで癪に障ったらしいです。暴力などは受けませんでしたが、言葉では暴言と言われることを毎日人の顔を見るたびに言われたのでとても平常心ではいられませんでした。会社の同僚に相談しようかとも考えましたが、原因が他の社員からの報告でしたので、信用は出来ないかもしれないと考え、結局しませんでした。
【パワハラをする人は大した人ではなく】意外に小物
そのうち静まるだろうと楽観的な性格もあって、大人しくしていることにしました。この会社に約5年間いましたが、パワハラを受けていた期間は約1年間でした。なぜかというと私をターゲットにするのに飽きたのか、他に人に言うようになったからです。この時よく分かりましたが自分の機嫌の悪い時にストレスのはけ口として、私にパワハラをしていたんだな、ということに。
その時思ったのが”大した人では無く、意外に小物なんだな”と憐み半分で見下していました。何だかそう考えると気にしていたことが小さく感じてしまい、以降は”つまらない人にコケにされている、聞いてる振りすればいいや”と気にならなくなりました。よくある小学生のいじめみたいでしたので、放っておくのが一番いいと考えるようにもなりました。
そのときに起こっている事を真に受けないようにすることでおおよその事は気にならない様にできる、ということです。さすがに暴力を振るわれたりした時には警察なり通報することが、命を落とす最悪の事態を防げるので良いと思いますが、言葉程度でしたら受け流すことも有効だと思いました。